Center for Community Medicine, Faculty of Medicine, Oita University

    視察報告

 

 

【 北海道松前町立松前病院  視察報告 】

 

                        平成28年2月29日~3月1日

                                堤 大輔

 2016年2月29日より北海道の松前町立松前病院へ病院見学に行かせていただきました。
 松前町はマグロと桜が有名で、北海道の最南端に位置します。
 
 ①
 こちらの病院では院長の木村眞司先生含め6人全員が総合診療を行っていました。
 
 一般内科、小児科、整形外科、胃カメラ、大腸カメラ、透析、在宅などそれぞれの外来をシフト体制で行っていました。
 つまり一人の医師が曜日ごとに様々な診療科を掲げて外来をされています。
 
 一般的な内科疾患からうつ病、鼻出血、不正性器出血、外傷、骨折などのマイナー科疾患に至るまで全領域を診療されており、まさに何でも科でした。
 
②
 そして数週間に1回程来られる専門医に、自分たちでは対応困難な、もしくは難しい症例をコンサルトしたり紹介したりと適切な診療環境が整っていました。
 
 松前病院では地域医療研修の初期研修医だけではなく、松前病院で3年間後期研修を経た医師もそのままジェネラリストとして仕事をされていました。
 
 その方々には、家庭医専門医コースでは大病院や小さい医療機関などバランスよく研修し、総合診療医として仕事することも、専門医の下で研修を受けることも両方必要だとアドバイスをいただきました。
 
 後者の研修では特に緩和ケアや産婦人科、整形外科で研修をすると地域医療では役立つと助言をいただきました。
 
③
 毎週1回、朝に症例カンファレンスをされており、そこではドクターGのような熱い討論が行われており、なるべく若い学生や研修医に考えてもらうような工夫もされていました。
 どの先生方も、その地域に密着して、町民一人ひとり丁寧に、そして熱心に診療されている姿が印象的で、まさに総合診療医が目指すモデルとなるような医療でした。
 
松前病院の皆様の総合診療への熱い思いに触れることができ、これから自分が総合診療医としてどう歩むべきか、どういう家庭医になるべきなのかが見えてきた気がします。
 
④
 
松前病院の医師のような情熱を持った総合診療医になれるよう、今後励んでいきたいと思います。