Center for Community Medicine, Faculty of Medicine, Oita University

副センター長 外科 教授 白石 憲男

副センター長

外科 教授 白石 憲男

 

近年、医療の高度な専門性や業務負荷の増大などに伴い、医療に従事している医師に過重な労働が強いられるようになってきました。

 

また、医療関係の訴訟の増加やコンビニ受診など医療環境も大きく変化しています。さらに、新しい研修医制度によって医師供給と需要のバランスが崩れ、地域医療に従事する医師の不足やその偏在化が表面化するようになってきました。ご存知のように、大分におきましても、3-4年前から地域の中核病院の診療科の休診や救急体制など、さまざまな問題が報道されています。

 

このような医療環境の中、外科分野におきましても、危機的状況が訪れようとしています。全国的に外科系医師の不足とその減少が加速しているのです。このままでは、外科分野におきましても、早晩、地域医療の崩壊が訪れるものと危惧されます。大分の地域中核病院に受診すれば、安心して質の高い外科治療を受けることができるという外科系医療システムの構築とその維持が急務であると考えています。そのためにも、より多くの若い医学生や研修医の先生方に、外科分野に対する興味を持っていただき、大分大学や大分の地域中核病院で活躍していただきたいと考えています。外科系診療に「やりがい」と「楽しさ」を感じていただけるような医療環境を構築したいと思います。地域医療学センター(内科分野)や行政および医師会の方々と協力しながら、外科系地域医療の活性化とその人材育成を進めていくこと、これが、地域医療学センター(外科分野)の役割だと考えています。その主な業務は、

 

①外科系の地域医療の現状と問題点の把握。

②地域中核病院や研修病院に従事する外科系医師の確保とそのネットワークの再構築。

③医学生及び臨床研修医の診療所実習教育などを通じ、将来の地域医療に従事する外科系医師の育成。

④地域医療に従事している外科系医療人のキャリアパス形成などの支援・推進。

⑤外科系の地域医療学の学問構築。

 

などです。

地域医療は、地域の住民の方々にとって、かけがえのない財産の一つです。その財産を守り育てるのは、地域の住民の方々と行政や医師会、そして医師を育成し供給する大学の責務でもあります。大分県が将来にわたり地域医療のモデル県となるよう、外科系立場から尽力したいと思います。

 

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

経  歴:

昭和59年 3月 大分医科大学医学部医学科卒業

昭和63年 3月 大分医科大学大学院医学研究科生理系専攻博士課程修了

昭和63年 4月 田上温泉病院外科医師

昭和63年11月 米国国立衛生研究所(NIH)

Developmental Biology and Anomalies, NIDR部門 Visiting fellow

平成 3年 5月 大分医科大学医学部附属病院(外科第1)医員

平成 3年 6月 御手洗病院外科医師

平成 4年 4月 大分医科大学医学部附属病院(外科第1)医員

平成 6年 4月 大分医科大学医学部(外科学講座第1)助手

平成12年 4月 大分医科大学医学部(外科学講座第1)講師

平成15年 4月 大分医科大学医学部(外科学講座第1)助教授に採用

平成15年10月 大分大学医学部(外科学講座第1)准教授に採用

平成22年 2月 大分大学医学部地域医療学センター(外科分野) 教授に採用

 

学会活動:

日本外科学会(代議員、指導医、専門医)

日本消化器外科(評議員、指導医、専門医)

日本内視鏡外科学会(評議員、技術認定取得医、技術審査委員、学術委員、保険委員)

日本消化器内視鏡学会(評議員、専門医)

日本臨床外科学会(評議員)

九州外科学会(評議員)

日本内視鏡学会九州支部例会(評議員)、日本胃癌学会(評議員)

日本臨床腫瘍学会(評議員、暫定指導医)、日本プライマリーケア学会

日本総合診療医学会、その他